■ガレージハウスの設計・施工例


ビルトインガレージというのは建物の中に車をしまいこむ間取りで
車が好きな人にはたまらないプランニングです。
ガレージとリビングがガラスでしきられて見える家や
オーバースライダーのシャッターのある家などがあり
車のある現代にあった魅力的な住宅スタイルです。

今回は名古屋市にあるビルトインガレージのある家についてお話しましょう。
といっても、写真で見栄えのする部分ではなく
実際どのへんがよい家か?という所を
ぐぐっと掘り下げてお話してみます。


こちらの住宅は私も施工中から見ていましたが
仕上がってみると、作並の代表作だなと思えるものでした。
まず形状が美しいこともあるし、他の家には無い個性が感じられました。
一目見てかっこよいと思えるしプランも面白いのです。
いまも車で通るときに「いい家だなぁ」と思ってしまうのでした。



ガレージハウスを希望される方の多くはシャッター付きが好きです。
しかも、オーバースラーダーのシャッターが好きです
電動でぐりぐりと扉がうえにスライドする様は
映画で見た高級住宅のイメージそのものです。
リモコンでシャッターが開閉する様はいつ見ても気分が良いものです。



いやいやちょっとまってください。
私がこの住宅をもっと気に入っているのが
ガレージに納まっている生活が好きなんですね。
たとえば一輪車、子供の成長につれて
マイ一輪車を購入している家も多いはずです。
でも、車庫や自転車置場やベビーカー置場をプランで要望されても
一輪車置場まではだれも要望はしませんでした。
おそらくこちらのおうちでも一輪車置場は要望してはいなかったはず
だって子供二人がそれぞれマイ一輪車をもつなんて
知らなかったかずですから

しかもこのガレージはプールだって置けちゃいます。
そうやっていろいろなものを屋根付き車庫の中にしまいこめるのが
ガレージハウスのよさでもあるんですね。

車の分以外にもちょっと広い方がよさそうです。



ガレージは地下に埋まっているので
裏側にシアタールームが作られています。
シアターのみに使っていると思いきや
スクリーンをまきあげるとこの全身カガミ!
ダンスをするのにつかうカガミがあるんです。
フィットネスにも使えそうですね。
個人的にはシアタールームよりこのカガミの方がポイント高いです。



こちらはリビングでオリジナルのソファーでくつろぐご家族の様子です。
吹き抜けから光が降り注いで開放感があり
明るいリビングが良く分かる写真です。
ソファーの後ろ側はスキップして和室になっています。
いかにも建築家!作並の腕前を絶賛したい所です。
(こうゆのはやろうと思ってもなかなか出来ないんですよ。)



でも。。。私は見逃しませんでした。廊下にある本棚を
ちょっとした所にいろいろなものを押しこんでいける工夫なしに
家の中は片付いては行かないのです。
そして、リビングで微笑みながらTVやゲームに明け暮れていては
子供は調子に乗って遊びほうけてしまいます。
本をしまって置ける場所が必要だし
やはりTVやそれ以外の時間を大事にしなくてはならないのです。
いろいろなことを出来る家でなくてはいけないといった所です。



そしてだれもが、これがしたかったんだと言いそうなこと
犬を飼うことです。
まったくガレージとは違う話になってしまいましたが
意外にこれ、子供の夢だったりするんですよね。
買うときは子供が「自分で散歩する!」
「ずっと面倒を見る」といいながらだだをこねる風景が目に浮かびます。

親が散歩していたりする犬様です。かわいいやつです。

何が言いたかったかというと
ガレージハウス以外にも、色々な夢をかなえている所が
よい家であるということです。

名古屋市天白区のガレージハウス
設計:作並義彦
コラム:信太淳英
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